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十五歳 vol.7

「どうした!?」尋常でない悲鳴に、南部は腰に手拭いを巻いただけの姿で浴場に駆け込んだ。「は、博士!ここは危険だ。ギャラクターの罠にちげえねえ!」南部の姿を見て、ジョーは血相を変えて叫んだ。「落ち着け、ジョー。何があったのかね?」「ここのお湯はまるで熱湯だ。異臭もする。こんなところに入っていたら火傷しちまう。博士、ギャラクターの仕業に間違いありません!」気色ばむジョーだったが、南部は顔色ひとつ変えず...

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十五歳 vol.6

「いらっしゃいませ」 二人がログハウス風の建物に入ると、フロアマネージャーらしき紳士が満面の笑みで出迎えた。「チェックインでございますか」 紳士は、瞬時に二人の値踏みをした後、二人をフロントに案内した。フロントで南部が手続きをしている間、ジョーはソファーに座り、ロビーの様子を眺めていた。建物は、外観だけでなく内部もログハウス風になっており、壁面には丸太があしらわれ、見上げると太い木の梁が見える。床も...

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十五歳 vol.5

「博士って運転上手いんですね、意外だな」 ジョーが感心した口調で言った。「そうかね。ハンドルを握るのは久し振りなんだよ」ジョーが南部の運転を見るのは初めてだった。いつも運転手か、運転手を兼ねた護衛が付いているのだ。「昔は、砂漠にも山にも自分で運転して行ったものだがね」新進気鋭の学者だった若い頃の南部は、採集や調査のときは現地まで自分で運転し、現地でも冒険家紛いのことをしていた。だから、研究だけに没...

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